2013年(平成25年)
映画入場者数と興行収益
アニメ映画の活況が目立った2013年
映画公開本数は史上初の1,000本以上に
2013年の年間興収は1,942億3,700万円(前年比99.5%)、入場者数は1億5,588万人(前年比100.5%)と横這いに推移した。
興収の内訳は、邦画が1,177億円(構成比60.6%・前年比91.8%)、洋画が765億円(構成比39.4%・前年比114.2%)と、洋画が若干の巻き返しをみせた。
また公開本数は邦画591本(前年554本)、洋画526本(前年429本)の合計1,117本(前年983本)と増加。統計を取り始めて以降、初めて1,000本を突破した。
作品別にみると、過去2年興収100億を突破する作品がなかったが、2013年は宮崎駿監督『風立ちぬ』が120億円を記録。
次いで『モンスターズ・ユニバーシティ』が89.6億、『ONE PIECE FILM Z』が興収68.7億円を記録し、上位3位をアニメが独占したほか、
小規模公開のアニメが続々とヒットを飛ばすなど、アニメの活況が目立った。実写では『レ・ミゼラブル』が興収58.9億円、『テッド』が興収42.3億円と洋画が好成績を記録。
邦画では、福山雅治主演2作が上位にランクイン。テレビドラマシリーズの映画化『真夏の方程式』が興収33.1億円を記録、また、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し話題を呼んだ『そして父になる』が興収32億円を記録するヒットとなり、2作合計で60億以上を稼ぎ出した。
映画スクリーン数の推移
スクリーン数は3,318スクリーンで、前年から28スクリーン増加。
国内全スクリーンのほぼ全て(約96%)でデジタル上映が可能に
全体の約96%(3,172スクリーン)が、デジタルシネマ対応となり、前年比275スクリーン増と国内ほぼ全てのスクリーンでのデジタル上映が可能となった。2年連続で減少していたスクリーン数は、3年振りに28スクリーン増加した。