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映画産業マーケット

2014年(平成26年)

映画入場者数と興行収益

『アナ雪』イヤー、『永遠の0』、『るろ剣』など邦画実写人気も復活!
年間興収は3D映画に沸いた2010年以来、4年ぶり2000億円の大台突破!

2014年の年間興収は2,070億3,400万円(前年比106.6%)、入場者数は1億6,111万人(前年比103.4%)と微増。3D映画 ブームに沸いた2010年以来、4年ぶり2000億円の大台を上回った。興収の内訳は、邦画が1,207億円(構成比58.3%・前年比102.6%)、 洋画が863億円(構成比41.7%・前年比112.8%)と、『アナ雪』に沸いた洋画が巻き返しをみせた。また公開本数は邦画615本(前年591 本)、洋画569本(前年526本)の合計1,184本(前年1,117本)と増加。2年連続で1,000本を突破した。

作品別では、社会現象と化したディズニー配給『アナと雪の女王』が映画興行を大きく牽引。興収254.7億円は歴代3位、動員2000 万人突破は『千と千尋』以来13年ぶり史上2本目となる歴史的なヒットとなった。同じくディズニー配給の『マレフィセント』も『アナ雪』効果で、洋画実写 としては3年ぶりの興収60億を突破した。邦画では山崎貴監督作『永遠の0』、『STAND BY MEドラえもん』がいずれも興収80億円突破の大ヒットを記録。また、アニメの活況が目立った2013年に比べ、『永遠の0』、『るろうに剣心』を筆頭に 邦画実写のヒットが相次いた。初の3Dとなった『STAND BY MEドラえもん』は“泣ける”として大人にも波及。春のアニメと併せドラえもん2作品で興収119.6億円を記録。また『るろうに剣心』は前後編で 95.4億、『名探偵コナン』シリーズは2作品で83.7億を稼ぎ出し、いずれも上位TOP10内にランクインした。

映画入場者数と興行収益

映画スクリーン数の推移

スクリーン数は3,364スクリーンで、前年から46スクリーン増加。

全体の約97%(3,262スクリーン)が、デジタルシネマ対応となり、前年比90スクリーン増と国内ほぼ全てのスクリーンでのデジタル上映が可能となった。
また、3Dを超える体感型4Dシアターが関東にも初登場。2015年にはさらに増える見通しとなっている。

映画スクリーン数の推移
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